睡眠の質を司る指標について

良質な睡眠は「時間」と「質」の掛け算になります。時間は平均的に7時間前後が理想とされます。時間なのである意味わかりやすい指標です。
一方で「質」となると、一体何から手をつけたら良いのか、わからない方もいらっしゃるのでは?
「質」には外的な要因と内的な要因のふたつに大別することができます。こちらで紹介するのは内的な要因「体温(深部体温」についてです。深部体温と睡眠には関係があります。ちなみに深部体温は皮膚温とは違う、脳や内臓などの体の内部の温度のことを言います。

赤ちゃんが眠くなると手足が暖かくなる理由は

深部体温は一般的に睡眠の始まりとともに低下し午前4~5時頃に最低となります。深部体温が下がりきらないと入眠が妨害され、睡眠の質が低下してしまいます。ちなみに深部体温がもっとも高まる時刻は午後7~8時にかけてになります。
体温変化のわかりやすい例えを紹介します。赤ちゃんが眠くなる時に手足が暖かくなるのは、深部体温を下げる為に熱を放熱しているからです。末梢(まっしょう)血管が拡張して血流を巡らせて深部体温を下げているのです。

効率的に深部体温を下げる方法について

深部体温を効率的に下げる方法は「入浴」です。お風呂に入いると体温も上がりますが、血管が拡張するので、深部体温の熱放が進み、体温が下がりやすくなります。体温が下がる時間は1~2時間くらいかかるので、就寝の90分ほど前の入浴がオススメです。
寒い季節など体が冷えて眠れない時の就寝直前のお風呂は、ぬるま湯や足湯にして体表面を温める程度の入浴がオススメです。しっかり体を温めてしまうと、深部体温が上昇してしまい、入眠が妨害されてしまいます。軽く温めた体は、末梢血管が拡張し、手足の表面からの熱放散が増え、体の内部の温度が低下しやすくなるためスムーズな入眠に繋がります。