海外旅行につきものの「時差ボケ」を少しでも防いで楽しい旅行にする工夫をご紹介します。
時差ボケは、生体リズム(体内時計)と生活時間のズレによって身体の機能が一時的にが乱れることで、起きます。症状は、不眠や日中の倦怠感・疲労感、食欲不振、頭重感などがあります。
一般的には時差が5時間以上ある地域へ、飛行機を使用して急速に移動する際に発生します。急速な異動にならない船を使用した海外旅行では時差ボケが無いと言われています。
また旅行する先(日本から見て東か西か)によって時差ボケの強さも変わります。アジアやヨーロッパなど西に向買う場合は、体内時計が後退します。逆にハワイや北米など東に向かう場合は体内時計が前進します。言い換えると、西に向かう場合は1日の時間が長くなり、東に向かう場合は1日が短くなるため、東に向かう方が強く時差ボケの症状が出ると言われています。

現地に着くまでの過ごしかた

旅行前は何かと準備に追われて忙しいとは思うのですが、なるべく時間的余裕を作り、早寝を心掛けるなど生活時間を少し変化させてみてください。そして出発日には現地時間での生活に近付けるようできれば、海外旅行への事前準備は完了です。
続けて、機内では最後の追い込みというわけではありませんが、現地時間に合わせて睡眠をとります。現地の到着時刻が朝の時間帯であれば、フライトの前半は起きて、後半に眠るようにします。目が覚めるころに現地は朝を迎えて、現地の生活に馴染みやすくなるはずです。

現地に到着してからの過ごしかた

到着までに体内時計の調整をしてきましたが、海外旅行は1日目の過ごし方がとても重要になります。到着する時刻によりますが、朝に到着する場合は日中はなるべく明るいところで過ごし、どうしてもねうい場合は15分程度の仮眠をとるようにしてください。夕方に到着する場合は、消化の良い食事を早めに済ませ、1日目は早寝をしてください。どうしても眠れない場合は軽い運動や身体を温めるなど、優しい刺激を与えて気分をリラックスさせてみてください。

時差ボケになってしまうと、せっかくの楽しいはずの旅行が台無しになってしまいます。事前の準備をして海外旅行が快適になるよう工夫してみてください。