Care天然繊維の取り扱い
- 天然繊維が縮む理由
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- 天然繊維の生地は水分を吸うことにより縮む性質がありますが、ポリエステルなどの合成繊維は吸湿性がなく縮みにくいという特徴があります。
- 生地が縮むのは、生地が生きていて、優れた吸湿・吸水性を持つ証と言えます。
- 洗濯したときに生地が縮む割合のことを「縮率」といいます。
- 生地の縮率は素材、織り方によっても変化します。生地の縮み方は以下のようなイメージです。
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①1~2回目の洗濯で大きく縮む
ガーゼ(綿100%)の場合、縮率は3~5%ほどになります。
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②3回目以降の洗濯からは縮が少なくなります。
着用すると生地が少し伸びて、洗濯して縮んでを繰り返すようになります。
- 乾燥機はご使用いただけません
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- 綿や麻などの天然繊維は乾燥機を使うと縮みやすい性質があります。
- また、ガーゼ生地はデリケートな素材のため、乾燥機内の高温の状態で生地がぶつかる(摩擦する)ことで生地の傷みの原因にもなります。
- 天然素材の生地の性質を保つ為にも、乾燥機のご使用をお控えください。
- 陰干しでゆっくりと自然乾燥させることで生地へのダメージを最小限に抑え、長くご使用いただけます。
- 脱水の仕方にご注意ください
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- 脱水によって生地が雑巾絞りのような状態に捻じれていき、水分が抜ける度に、繊維の撚り(より)が狭まっていくことで、生地がどんどん縮み小さくなっていきます。
- 激しく水分を飛ばしてしまう事で縮みの原因になりますので、できるでけ脱水時間を短くするなどして控え目に脱水することをお勧めします。
- そして、干す際にパンパンとはたくようにして、しっかりと生地を延ばして形を整えて干すとシワも取れ、痛みや型崩れを防ぐことができます。