質の良い眠りを得るための条件として色々な要素があります。その中のひとつとして太陽光を朝にしっかりと浴びることがカギを握っているものがあります。
太陽光を浴びる理由は覚醒のホルモン”セロトニン”という神経伝達物質を分泌するセロトニン神経を活性化させるためです。
セロトニンの役割は、睡眠・体温調節などの生理機能のほか、ドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロール。

また夜に眠気を引き起こしたり体内時計を調整するホルモン”メラトニン”を作るために必要とされています。
”セラトニン”を作るためにはトリプトファンという必須アミノ酸が必要になります。
トリプトファンは肉や魚、豆腐や納豆などの大豆製品、牛乳やチーズなどの乳製品、ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類などタンパク質の多い食品に含まれます。

朝日を浴びる時間はどれくらい?

”セロトニン”の分泌には太陽光を浴びることが必須になります。なぜなら”セラトニン”の分泌に必要とされる明るさは1,500〜2,500ルクスと言われています。
太陽光は50,000~100,000ルクス、曇りでも10,000ルクス程度の明るさがあります。一方お部屋の中の明るさはというと、500~1000ルクス程度が一般的です。
蛍光灯などの明るさでは”セラトニン”が分泌されないのです。

ですから”セロトニン”の分泌には太陽光を浴びることが欠かせないのです。太陽の光に当たりながら毎朝15分程度のウオーキングができれば理想的です。
ウォーキングは出来なくても起床後は毎朝カーテンを開けて太陽光を浴びて1日をスタートさせましょう!

太陽を浴びると体内時計がリセットされる??

人間の体内時計は24時間を正確に刻んでいるのではありません。
個人差はありますが24時間よりも若干長いため、体内時計をリセットしないで生活を続けると、時間が後ろに少しずつズレ始めてしまいます。
実は体内時計を毎日リセットすることで、24時間周期に同調した生活が送れているのです。

そんなに重要な体内時計をリセットする方法は意外と簡単なのです。
それは毎朝太陽光を浴びるだけです!太陽光を浴びるだけで体内がリセットされ、新たな時を刻み始めます。
しっかりリセットされると、15~16時間後に”メラトニン”が分泌され始めます。また太陽光を浴びることで”メラトニン”の分泌をストップさせ眠気が抜けて、すっきりと目覚めることができるのです。